○最近は兼業農家が増え、パートに出る主婦もふえてきました。
お金を出せば何でも買えるということもあり、家庭菜園を作る時間がない。
スーパーへ行けば時期を問わず何でも手に入る、ということで、特に今の若い主婦には手間のかかる自給運動はむずかしい問題です(和歌山)。
○主婦の生活時間(農外就労のため)が減ってきている現在、最も小Fみに手をかけたい菜園に手が回らないのがなかなか普及できない原因だと思うが、こういう軽作業でも労働(農業)の好き嫌いが大きく左右されているように思う(岩手)。
○自給運動の良さは理解してもらえても実践段階となると、ひまがないことから消えてしまう傾向にあり、勤めに行かず家にいる主婦の間で実践できる程度で終ろうとしている(福井)。
○農業外就労が増えて主婦が家にいる人が少なくなった。いかにしてそのような主婦に自給運動をすすめていったらよいか悩みが大きい(長野)。
○農業収入の伸び悩みによる農外収入の確保のため、農外就労者が増加している。
そのために自給作物栽培に積極的になれず、手っ取り早い現金収入を求める傾向が大きい(山形)。
○自給運動の必要性がわかりながらも内職労働に走る主婦、スーパーのパック中心の食事に抵抗がなくなっている実態なので町ぐるみですすめなければならない。すすめるべき運動です(京都)。
何でも買ってすませる傾向が強いつぎに目立つのは「何でも手軽に買うことができ、そして何でも買ってすませる傾向が強い」ということです。
・・・いいかえれば、商品経済の波のなかに主婦たちが安易に溺れてしまいがちだということでしょう。
その代表的意見は下記のとおりです。
○農外就労に疲れ手間のかかる野菜づくりや手料理のよさをわすれがちで、何でも現金さえあれば手に入るという考え方をもった人がまだまだ多くいる(香川)。
○「買った方が楽だし早い」の意識が主婦に強くある(長野)。
○今の若い主婦は手をよごすことがきらいなので、畑があってもスーパー等で買ってくるくせがついている。
○洗わなくてもすぐ食べられるから(滋賀)。
○老人が野菜を作っても現金収入のある若妻は店から購入してくる(秋田)。
○Aコープ店で手軽に何でも買うことができるので、手間をかけて品質の良くない作物の生産にあきがきている(福島)。
農業研究家 久保雅文